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執筆者の写真yoijoho

ニューヨークのアパート事情

ニューヨークのアパートの事情は東京によく似ていると思います。しかしマンハッタンのアパートの家賃は東京よりも高く、高い家賃でも内装が新しいとは限りません。ニューヨークには多くの pre-warという1900年から1939年の間に建てられたビルが沢山あり、これらのビルの内装を何度も何度もやり直して、アパートとして貸しています。


トイレやキッチンの内装を観察すると、最後にリノベーションされた年代が分かることもよくあります。下の写真のランドリ-ハンパ-は1930年代におそらく取り付けられたものですが、クライアントがバスルームをリノベーションしたときに、取り外してしまう代わりに、中に棚を付けてシャンプーや他のバスグッツを収納するために、使うことを勧めました。ノスタルジーを感じさせるチャーミングなニューヨークらしいデザイン解決法になりました。



古いアパートの壁はペンキが何度も重ねて塗られており、工事で壁を外した時などに、地層のように過去のペンキの層が見えたりします。窓の枠などは余りに何層もペンキを重ねているために、モルディングの模様が見えなくなっているものもあります。ニューヨークの古いアパートにはこのような、面白い特色があります。


下は私がニューヨークを去るまで住んだアパートについてのビデオです。マンハッタンのキップスベイという地域にあり、トレンディなレストランやバーが立ち並んだとても便利な地域にありました。日本で言えば、東京の渋谷や麻布の様な地域だと思います。この小さなアパートはパンデミックで値段が一旦下げられたので、家賃は$2150でした。でも私が出た後は$2500に上がったようです。ちなみにこのエリアの家賃の平均は$4500です。また、次の記事でニューヨーク生活について話していきたいと思います。



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